更新日:2026.04.16

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バックオフィス業務では、業務量の増加や人手不足を背景に、「社内で対応するか」「外部に委託するか」という判断に悩む場面が増えています。特に経理業務のように、正確性が求められつつも定型的な処理が多い領域では、どのように業務を最適化するかが重要なテーマとなっています。
しかし、実際に企業がどのような基準で「人材採用」と「外注」を選択しているのか、またBPOがどの程度活用されているのかを知る機会は多くありません。
この記事では、株式会社インボイスが実施した「"人か、外注か。"業務の最適化をどう考えている?全社横断BPO意識調査」(対象:331人)をもとに、BPOの活用状況や今後の活用意向について整理します。
調査結果を通じて、業務の最適化に向けた選択肢や、自社にとっての適切な判断を考えるためのヒントをお届けします。
BPO(外部委託)の利用状況を見ると、「興味がない/社内で完結したい」(34.5%)が最も多く、まずは社内で対応したいと考える企業が3割以上を占めています。
次に多かったのが「実際に利用したことがある」(25.2%)で、すでにBPOを活用しているケースも見られます。
一方で、「検討したことがあるが利用はしていない」(14.5%)や「検討したことはないが興味はある」(13.9%)といった回答も見られました。これらを合わせると約3割となり、BPOに関心を持っている企業も少なくない状況です。
この結果から、すでにBPOを活用している企業がある一方で、社内対応を重視する企業も多く、活用状況や関心の度合いには差がある様子がうかがえます。
【 Q 業務上でBPO(外部委託)をこれまでに利用したことがありますか?】
BPOを検討する際に、どのような選択肢と比較されているのかを見ると、「業務改善ツールやSaaSを導入する」(48.8%)が最も多い結果となりました。BPOと並行して、システムやツールの導入を検討するケースが多いことが分かります。
そのほかにも、「社内で人を採用して対応する」(32.5%)や「業務をなくす(撤廃・簡素化)」(32.5%)といった選択肢が挙げられています。さらに「残業・時短で社内対応する」(25.2%)も2割を超えており、まずは社内でどう対応するかを検討している企業も多いようです。
このように、BPOは単独で検討されるのではなく、ツール導入や人材採用など複数の選択肢と比較しながら判断されている状況が見えてきます。
【 Q BPOを利用・検討する際に比較対象となるものはありますか?】
今後のBPO活用について見ると、「積極的に活用したい」(13.5%)は2割以下にとどまっています。まずは、積極的に導入を進めたいと考えている企業は多くないことがわかります。
一方で、「状況次第では検討したい」(29.7%)が最も多くなりました。条件が合えば活用を考える企業が約3割を占めており、状況に応じて判断したいという考え方が中心となっているようです。
また、「社内で対応すべきだと思う」(20.0%)や「あまり考えていない」(24.8%)といった回答も見られ、これらを合わせると4割以上になります。この結果から、BPOは積極的に導入するものというよりも、必要に応じて選択される手段として捉えられている様子がうかがえます。
【 Q 今後も、業務効率化や人手不足対策のためにBPOを活用したいと思いますか?】
今回の調査から、BPOの活用状況や関心度には企業ごとに差があり、社内対応を重視する企業と、外部委託を検討・活用する企業が併存している現状が見えてきました。
また、BPOは単独で検討されるのではなく、SaaS導入や人材採用、業務の見直しなど複数の選択肢と比較されながら判断されている点も特徴的です。企業はそれぞれの状況に応じて、最適な手段を模索している様子がうかがえます。
さらに、今後の活用意向についても「状況次第で検討」とする企業が多く、積極的に導入を進めるというよりも、必要に応じて選択する手段として捉えられている傾向が見られました。
業務を内製化するのか、外部に委託するのか。その判断は一律ではなく、自社の体制や課題に応じて検討されていることが今回の調査から読み取れます。
さらに、 本資料では、以下のポイントについても詳しく紹介しています。
・BPOを利用した・検討された業務内容はどれか
・BPOを選んだ理由は何か
・BPO導入の"障壁"と感じた/感じるものは何か
など、より詳しいデータや設問別の分析も掲載しています。
業務最適化を検討する際の参考として、ぜひ本資料もダウンロードの上ご活用ください。