更新日:2026.03.10

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経理部門は、会社のお金や数字を扱い、組織運営を支える重要な存在です。しかし、日々のやり取りの中で他部署から「どのように見られているのか」「距離を感じられていないか」と不安に思うこともあるのではないでしょうか。自分たちは当たり前に行っている業務や判断が、他部署からどのように受け止められているのかを知る機会は多くありません。
この記事では、株式会社インボイスが発行する「経理は味方?それとも御用監査役? 他部署から見た経理のホンネ調査」(対象:441人)をもとに、経理部門への印象や距離感、日頃の悩み、求められているスキル、そして理想とされる役割について整理します。
調査結果を通じて、経理部門の立ち位置や現場との関係性を客観的に見つめ直す材料をお届けします。
経理部門への印象として最も多かったのは「特にない」(26.4%)でした。次いで「コストに厳しいが冷静」(15.7%)、「融通がきかない」(15.2%)、「正確で信頼できる」(12.4%)が続いています。
ポジティブな評価としては「正確で信頼できる」(12.4%)や「リスク感覚が鋭い」(2.6%)が挙がる一方で、「ルールの番人」(8.8%)、「顧客対応など現場感覚が薄い」(6.2%)、「自部門の事情をわかってくれない」(5.9%)といった声も見られました。
これらの結果から、経理は強い賛否が分かれるというよりも、一定の信頼を得つつも、ルール重視の部門として認識されている状況がうかがえます。
【 Q 経理部門に対して、どんな印象を持っていますか?】
経理部門に対して感じている"距離感"についての調査では、「やや近い」(33.0%)が最も多く、「とても近く感じる」(8.8%)と合わせると、"近い"と感じている回答は41.8%となりました。
一方で、「やや遠い」(28.7%)、「とても遠い」(23.3%)を合わせた"遠い"と感じる回答は52.0%となっています。
これらの結果から、経理部門に対して心理的な近さを感じている層が一定数存在する一方で、半数以上は距離を感じていることが分かります。部署間の関係性について、認識にばらつきがある状況が示されています。
【 Q 経理部門に対して"距離感"はどれくらい感じていますか?】
経理部門の判断や運用に対する悩みでは、「特にない」(44.9%)が最も多く、約半数が明確な不満を挙げていないことが分かりました。
一方で、「修正依頼の理由が不明瞭」(20.0%)が2割を占め、次いで「精算・稟議ルールが複雑でわかりづらい」(13.8%)、「現場の実態を反映しない指摘がある」(10.7%)、「納期・タイミングの指摘が厳しい」(10.5%)が続きました。
これらの回答から、全体として大きな不満は多くないものの、修正理由の分かりにくさやルールの複雑さが課題として挙げられています。今後は、判断基準や背景の説明をより明確にし、ルールの分かりやすさを高める取り組みが必要と考えられます。
【 Q 経理部門の判断や運用に対する悩みを教えてください。】
経理部門に求められるスキルやスタンスについての調査では、「柔軟な対応」(40.1%)が最も多く挙げられました。一方で、「特に求めていない」(32.3%)も3割を超えており、現状に大きな不満を持たない層も一定数存在しています。
そのほか、「他部署業務への理解」(24.5%)、「コミュニケーション力」(18.3%)、「ビジネスモデルへの理解」(18.3%)が続きました。また、「テクノロジー活用力(AI、クラウドなど)」(15.2%)や「サポートマインド」(10.0%)も挙げられています。
これらの結果から、専門性そのものよりも、状況に応じた対応や他部署への理解といった姿勢面への期待が比較的高いことがうかがえます。
【 Q 経理部門のメンバーに、どんなスキルやスタンスがもっとあると助かりますか?】
今回の調査から、経理部門は一定の信頼を得ている一方で、距離を感じられていたり、役割が十分に共有されていないなどの現状が見えてきました。
また、修正理由の分かりにくさやルールの複雑さに関する声も挙がっており、日々のコミュニケーションや説明のあり方が関係性に関係性に影響している様子もうかがえます。
さらに、他部署が経理部門に求めていることは、専門性そのものよりも、柔軟な対応や他部署への理解といった姿勢面への期待が比較的高い点も印象的です。
役割をどう共有し、どのように発信していくか。その積み重ねが、今後の関係性を左右するポイントになりそうです。
さらに、
本資料では、以下のポイントについても詳しく紹介しています。
・経理部門の対応スピードについて、どう感じているか?
・経理部門は、現場(あなたの部門)からどのように評価されているのか?
・他部署からみた経理部門の理想像とは
など、より詳しいデータや設問別の分析も掲載しています。
経理部門の立ち位置を客観的に見つめ直す材料として、ぜひ本資料もダウンロードの上ご活用ください。