更新日:2025.08.22
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皆さんの企業では、ペーパーレス化はどこまで進んでいるでしょうか。
デジタル化が加速する現代において、ペーパーレス化に取り組む企業が年々増えています。日々の業務の中でも、その流れを実感する場面が増えてきたのではないでしょうか。
紙の使用を減らすことは、コスト削減や業務効率化につながるだけでなく、環境への配慮や企業イメージの向上にも寄与します。最近では、テレワークの推進とも親和性が高い施策として注目されています。
とはいえ、他社の取り組み状況を知る機会は意外と少なく、実際にどのような効果があるのか、判断が難しいのが実情です。企業は実際にどのような方法でペーパーレス化を進め、どのような効果や課題と向き合っているのでしょうか?
この記事では、株式会社インボイスが2024年に実施したペーパーレス化に関する意識調査(対象:バックオフィス担当者および経営者 330人)をもとに、ペーパーレス化の"今"と"これから"のヒントをご紹介します。
調査によると、回答企業のうち「一部取り組んでいる」「全面的に取り組んでいる」と答えた企業が約8割を占めました。これは、ほとんどの企業がすでにペーパーレス化に取り組み始めていることを意味します。
特に「一部取り組んでいる」が38%と最も多く、まずは社内の身近な業務から少しずつ着手している様子がうかがえます。また、「全面的に取り組んでいる」と答えた企業も34%にのぼり、全体の3割以上が本格的に導入を進めている状況です。
一方で、「今のところ取り組む予定はない」と答えた企業は1割程度にとどまり、ペーパーレス化が企業全体として高い関心を集めていることがわかります。
この結果は、ペーパーレス化がもはや"選択肢のひとつ"ではなく、企業にとって"当たり前の施策"として浸透しつつあることを示しています。
ペーパーレス化によって企業が最も期待している効果として、「コスト削減(61%)」「業務効率化(43%)」が上位に挙がりました。紙の印刷、保管、郵送といった手間やコストを削減できる点は、導入の大きな動機になっているようです。
注目すべきは、「環境配慮」が41%で第3位にランクインしている点です。紙の使用を減らすことで森林資源の保護やCO₂排出の抑制につながり、環境意識の高い消費者や取引先からの信頼獲得にも寄与します。
「業務効率化」とほぼ同じ割合で「環境配慮」が支持されている背景には、近年高まっている環境保全への関心があるといえるでしょう。今や、環境に優しい企業であることは、企業競争において外せない条件となってきていると言えそうです。
今回の調査から、ペーパーレス化は一部の先進企業に限った話ではなく、ほぼすべての企業にとって「次に踏み出すべき、当たり前の施策」であることがわかりました。
しかしながら、長年続けてきた業務フローを見直すことは容易ではありません。誤った方法で進めると、かえってコストや業務の混乱を引き起こすリスクもあります。
だからこそ、自社に合ったペーパーレス化のアプローチを見極めることが重要です。
さらに
・企業は具体的にどのようにペーパーレス化を進めているのか?
・ペーパーレス化が思うように進まなかった1番の課題は?
・実際にどのようなツールやサービスを活用しているのか?
などの情報をさらに詳しく知りたい方は、以下のボタンから調査レポートを無料ダウンロードしてみてください。
他社に乗り遅れないよう、ペーパーレス化に向けた情報をしっかりチェックしておきましょう。