更新日:2023.10.23
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2005年e-文書法の施行、2015年の上限額撤廃・電子署名不要、2016年にはスマートフォンで撮影した領収書の電子保存が可能になるなど、電子帳簿保存法は1998年の制定以降、段階的に改正され、効率的な実務運用がしやすくなりました。また、ツールやシステムが次々に開発され、請求書を電子化する動きが強まっています。
請求書電子化を導入することで企業が得られるメリットとしては、次の2つが挙げられます。
請求書の発行枚数が多い企業が電子化率を上げれば、人件費を含め大幅なコスト削減が可能です。
Web請求システムを利用する場合は、セキュリティレベルの高いデータセンターに保管されるシステムを選択し、万が一のサイバー攻撃に備えておきましょう。また、電子請求書をメールやビジネスチャットでやりとりする場合は、SSL(通信データの暗号化)を利用し、データの盗聴、改ざんなどのリスクを防ぎます。
情報漏えいは企業の外部だけでなく、内部から発生するケースもあります。電子化した請求書を情報漏えいから守るためには、スタッフ一人ひとりに個別のIDとパスワードを発行し、データのアクセス権限を設定したり、利用履歴のチェックなどを行ったりする必要があります。