更新日:2021.03.08
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2018年7月、株式会社ジェーシービー、株式会社ラクス社共催「法人カードと経費精算システムの活用で働き方改革を実現するセミナー」セミナーの中で、株式会社ラクス社がサービス提供している「楽楽精算」の導入事例セッションへ当社法人営業グループのグループマネージャー長尾が登壇させて頂きました。
セミナー概要
開催日:2018年7月20日(金)16:00 ~ 18:00
テーマ:『法人カードと経費精算システムの活用で働き方改革を実現するセミナー』
講 師:
1部 「IT活用による働き方改革の実現」
株式会社ラクス クラウド事業本部 ファイナンス・クラウド事業部営業2課 中村氏
2部 「4社によるトークセッション」
トークセッション企業:株式会社ジェーシービー
株式会社ラクス
株式会社日本カードネットワーク
株式会社インボイス
会 場:新宿三丁目貸会議室(T&Tビル)5F
今回のセミナー第一部の講師を務めた株式会社ラクスは、今年で創業18年目を迎えた、中小企業向けクラウドサービス(ASP)を提供される会社です。
設立当初は社員も数名で「夜遅くまで、みんなで頑張って働くこと」を良しとする企業文化があったという同社。
しかし、企業規模が拡大するにつれて、それでは生産性が上がらず、人材も定着しないという現実に直面。そこで、働き方改革に着手・推進してきました。
本セミナーでは
「定型業務の自動化 × 業務プロセスの改善 × 労働環境の改善」
以上の3点のキーワードをポイントした具体的な事例や利用シーンがイメージできる内容が多くありました。
昨今のメディアでも大きく取り上げられている「働き方改革」ですが、何をどうすれば?という企業も多いのではないのでしょうか?
そうした企業担当者の方にとっては、「ITの活用」という軸から多くのヒントがあった第一部であったと思います。
株式会社ジェーシービー、株式会社インボイス、株式会社日本カードネットワーク、株式会社ラクス
4社でのトークセッションが実施され、弊社法人営業グループ 長尾が登壇させていただきました。
最初に、日本カードネットワーク社(以下:日)、インボイス社(以下:イ)の簡単な事業内容の紹介をさせていただきました。
またセッションでは、大きく以下の質疑に関して両社が回答をいたしました。
Q1:導入に至った経緯は?
日:2017年夏に導入。
社員の増加に伴い雑務の効率化が出来ないのかを2017年春に検討開始した。
社内での書類(紙)が多かったため、何とか減らすことが出来ないかが課題であった。
イ:経費精算の部分を効率化したい(営業目線)
営業部→経理部門へ提案をおこなった。
日:現場からの声が多かった。(ペーパーレス)
紙の削減は肌感覚ではあるが、50%実現できた。
イ:紙の削減は実感できている。
導入への検討に関しては、経理部からの働き方改革の一手として考えていました。
導入に至ってのPJに関しては何名くらで実施していったのか?
日:2.5名の担当者で実行をしていった(3~4ヶ月)
イ:経理2×人事1×営業2で導入まで実行した。
Q2:導入への障壁、苦労したこと
日:ペーパレスへのメリットがありながらも、これまでの運用ルールで相違がないか等を含めてそこを実現していくことが苦労した点であった
イ:導入前にマニュアルを展開されたましたが、営業マンはマニュアルを読む事が不得意なため、操作面においての問い合わせが担当部門へ集中してしまった。
Q3:Q2においての課題解決方法について
日:マニュアルへ誘導するようにした。
イ:しっかりしたマニュアルとシンプルな申請画面でリリースされましたが、操作説明会的な事までの実施がなかったので、そこまで対応してもらえるとよかった。
ワークフローに反映できなかった規定はあったか?
日:特に規定を変えることはしなかった
設定の工夫等で何とか解決へ向けて実施ができた。
Q4:楽楽精算を選定した理由
日:基本的には、楽楽精算を導入前提に見直しを考えていた。
イ:以前利用した経緯はあったが、カード連携等が出来ていなかったために全社導入には至らなかった
今回は、この部分も解消されたため、導入に至った(他社との比較はなかった)
Q5:楽楽精算を導入した効果
日:ワークフローにすることで、見える化の実現が出来たことにより、現在どこまで申請が進んでいるのかが
明確に誰もが確認できるようになった。
経理部門においては勘定費目の紐づけも自動化され業務効率化が実現できた
イ:経費精算という行為において、外出の多い営業にとっては非常に手間でした。楽楽精算の導入でフローが少なくなったことで移動の時間などのスキマ時間を有効活用が出来るようになった。
楽楽精算について、具体的な質疑応答もある中で導入に関しての一歩踏み込んだ内容でした。
続いて
株式会社ジェーシービー社より法人カードの種類についての説明がありました。
昨今ではカード導入により「経費の見える化」の実現ができる事もあり加入も増えているとの事で
こちらに関しても以下の質疑に関して回答が行われました。
Q1:導入した法人カードの種類は?その理由は?
日:法人一括請求を導入
イ:個人請求(ビジネスカード)、経理部門の業務軽減を考えて。
カードを所有しているのは?
日:役職やポジションで渡している
私的利用撲滅を考えて社内ルールと誓約書を制定している。
私的利用は思ったほどないのが印象、仮に利用してしまった場合は現金振込等で対応している
イ:営業職全員
Q2:楽楽精算との明細連携について
日:全てがデータとなるため、確認はだいぶ楽になった。
イ:データ化された事によって、入力ミスも減った。
Q3:カードの不正利用について
日:誓約書の提出とルールの策定
不正利用は起きていない、但し紛失といった事はあったが、利用停止等の措置で大きな問題は起きていない。
イ:出張と交際費に関しては事前申請を行っているため、既に不正抑止になっています。
会社が認めて初めて精算される仕組みをとっている(NGの場合は、そのまま個人負担となる)
Q4:法人カードの中でJCBを選んだ理由
日:会社として複数のカード会社との取引がある中だった為、中立的な視点で検討を行っていたが最終的にはJCBに選定した。
イ:展開しているサービスがジェーシービー社との親和性も高く、協業も実施しており帯同営業の際に説明を
聞いている中で自社でも効率化が図れるのではないかと考え営業部門から経理部門への起案を実施。
こちらに関しても、普段では聞けない事に関しての質問の回答も多く聞けた事で、参加者の満足度も高く感じました。
金曜日の夕方という時間帯での実施ではありましたが、多くの企業の経理部門の担当者が参加をされていました。
昨今のキーワードである、「働き方改革」に対して、自社(部署)で何が実施可能なのか?
何から着手をするのがより効率的なのか?を探るという部分においては第一部、第二部ともに有益な情報が
数多くあったセミナーとなり、導入を検討している企業においても自社でのイメージがより具現化したのではないでしょうか。
<各社サービス詳細以下よりご確認が可能です>
株式会社ジェーシービー(法人カード)
https://www.jcb.co.jp/corporate/
株式会社ラクス(楽楽精算)