更新日:2021.03.08
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今回は「株式会社ラクス社」をお招きして「社員に喜ばれる働き方改革」についてお話いただきました。
インボイスプレミアムセミナー
今回のセミナー講師を務めた株式会社ラクスは、今年で創業17年目を迎えた、中小企業向けクラウドサービス(ASP)を提供される会社です。設立当初は「夜遅くまで、みんなで頑張って働くこと」を良しとする企業文化があったという同社。しかし、企業規模が拡大するにつれて、それでは生産性が上がらず、人材も定着しないという現実に直面。そこで、働き方改革に着手・推進してきました。
現在は、自社の成長とともに見えてきた課題解決の手法を形にしたサービス「楽楽精算」を通して、お客様に業務改善のご提案をしています。
昨今、メディアでも取り上げられることが多い「働き方改革」。すでに多くの企業が取り組みに着手していますが、その手法としては「業務の効率化」を挙げる企業が圧倒的に多くなっています。働き方改革に成功した企業に共通しているのは、「ITを活用した業務の効率化」によって生産性が向上し、労働時間が削減、より利益の出やすい体質の会社に生まれ変わったという点です。
福田氏は、「ITを活用した業務の効率化」の課題として、①定型業務の自動化 ②業務プロセスの見直し ③労働環境の改善 3点を提示。様々な業務があるなかで、特に経費精算の視点では次のような施策により、大きな効果が期待できると語りました。
①定型業務の自動化
ある調査レポートによると、半数以上のビジネスパーソンが「面倒だ」と感じている経費精算業務。一方、経理担当者は、ミスの許されない業務に大きなストレスを感じています。ITを導入することによって定型業務を自動化すれば、面倒で煩雑な経費精算が簡単・正確・短時間に行えるようになります。
②業務プロセスの見直し
アナログ作業が多い経費精算処理のプロセスを見直し、システムを活用することで効率化を図ることができます。デジタル化が進めば、経費精算プロセスのペーパーレス化が実現します。
③労働環境の改善
スマートフォンやクラウドを活用し、モバイルワーク、サテライトオフィス、在宅勤務など、場所と時間にとらわれない働き方を社員に提供することで、さまざまな人が働きやすい環境を実現できます。
では、経費精算業務にITを活用すると、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。福田氏は、同社のサービス「楽楽精算」を例に、IT活用によって経費精算の「自動化・ペーパーレス化・クラウド化」を進めることで、次のようなメリットがあると解説しました。
【一般従業員(営業)】
ICカードやコーポレートカードと連携したペーパーレス精算で、面倒な精算業務を短時間で終了。精算から解放された時間を使って、営業活動により注力できます。
【管理職】
外出先や出張中でも、部下の経費精算の承認作業が可能になります。精算書のチェックという煩雑なデスクワークに要する時間が削減された分、戦略立案やマネジメントに注力することができます。
【経理部門】
面倒な仕分け作業や、会計ソフトへの手入力が激減。本来の業務である、経営企画的な役割に注力できるようになります。
最後に、すでに「楽楽精算」を導入している企業の事例として、経費精算に費やしていた時間が80%削減できた例や、月間250時間もかかっていた経費精算業務がたった数時間に激減した例、正確な交通費精算が簡単に処理できるようになった例などの紹介がありました。
経費精算業務にITツールを活用することで業務工数を削減し、これにより働き方改革が実現できることが、とてもよく理解できるセミナーでした。
セミナー終了後には、個別相談の時間も設けられ、ITを活用した働き方改革の進め方や、「楽楽精算」のより具体的な機能について相談する来場者も見受けられました。
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今後もインボイスでは、業務改善や働き方改革の推進に役立つセミナーを企画・開催していきます。どうぞご期待下さい!
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