更新日:2021.03.08
ー 目次 ー
政府が働き方改革実現推進室を設置するなど、昨今、企業に勤める人々の働き方に注目が集まっています。
しかし、業務改善や効率化は簡単ではなく、苦労されている企業が多いようです。
本講演では、経理部門に焦点をあて、経理業務を効率化することによって、経理部門や会社全体の働き方を変える具体的な解決策をお伝えしました。
<概要>
開催日:2019年3月19日(火)14:00 ~ 16:00(開場13:30)
テーマ:経理業務の効率化で働き方改革を実現するセミナー
講師:
1部 株式会社ラクス ファイナンス・クラウド事業部 営業2課 中村 聡志 氏
2部 株式会社インボイス Gi事業本部 Gi営業部 法人営業グループ 長尾
会場:貸会議室6F(埼玉県さいたま市大宮区宮町1-5 銀座ビル6階)
ラクス社からは、"長時間労働の是正" に焦点を当て、"IT活用" によって働き方改革の実現が可能である事を伝えました。
なぜその部分に焦点を当てたのか・・・
設立当初のラクス社は「夜遅くまで、みんな頑張って働くこと」をよしとする企業文化があったそうです。
そうした中で、自社内での "長時間労働の是正" を実現する為に開発したIT活用=楽楽精算を利用する事で、"長時間労働の是正" を実現しました。それは、働き方改革を実現したという事です。
そして、現在は同じような課題を抱えている企業に対して同サービスを提供しています。
それぞれをポイントに分けて説明をしました。
①定型業務の自動化
出典:ラクス社「IT活用による働き方改革の実現」より抜粋
上記はラクス社が独自に実施した、ビジネスパーソン、経理担当者に実施したアンケート結果となります。
ビジネスパーソンでは「経費精算」、経理担当では「ミスが許されない」が回答結果として多いことがわかります。
ビジネスパーソンは、「営業効率を上げたい」経理担当は「プレッシャーが多い」。この定型業務を簡単・正確にする事が解決への近道となります。
②業務プロセスの見直し
出典:ラクス社「IT活用による働き方改革の実現」より抜粋
様々な課題を打開する方法として、業務プロセスの見直しがひとつ大きなポイントになってきます。
上記図は「経費精算のプロセス」をより具体的にイメージ化したものです。
経費精算ひとつとっても、業務プロセスは多々ある事がよくわかります。
③労働環境の改善
出典:ラクス社「IT活用による働き方改革の実現」より抜粋
自動化・見直し・そして最後に「労働環境の改善」となります。
上記図は、労働環境の改善には、働き方の変化が必要だという事を表しています。
出典:ラクス社「IT活用による働き方改革の実現」より抜粋
これら「自動化・見直し・改善」を実行することにより、業務工数の大幅な削減、そして働き方改革の実現へと繋がる1つの事例となります。
楽楽精算は、それぞれのセクション(営業担当、マネージャー、経理)で様々なメリットがありますが経理部門においてはの効果は絶大なものです。
具体的には、下記イメージで導入前と導入後を見比べると一目瞭然で、企業規模も関係ない事がわかります。
出典:ラクス社「IT活用による働き方改革の実現」より抜粋
これらの具体的な事例と資料、そして実際の利用シーンをイメージした動画などを交えたプレゼンには、参加された方も「働き方改革」というキーワードに対して、"IT活用" が有効な一手となることがよくわかるプレゼンでした。
インボイスからは、「経理部門から始める働き方改革」と題した内容で案内をさせていただきました。
今回は以下3つにポイントを分けて説明しました。
推進する理由はこれに尽きると考えます。
「生産年齢人口の減少」
上記図は2015年からの「生産年齢人口」の推移と予測になります。
2050年では、5,000万人にまで減少すると予測されています。
このような状況を打破すべく、「働き方改革」を推進し、人手が少なくともしっかりと企業のビジネスが成立するという動きが今必要となっています。
「働き方改革の実現」は、各企業・業態で多種多様です。
第一部で登壇したラクス社のように"IT活用"も有効な方法の1つとなりえます。
そういった事も踏まえ、「働き方改革」は、以下のような図式で実現に導く方法も1つありえると考えています。
当社の考える「働き方改革」の実現とは、「労働生産性を上げる」を一つのポイントと考えています。
その手段の中に・・・
という事が挙げられます。
そして、今回はその中でも、「BPO」に焦点をあてました。
最近ではよく耳にする言葉だと思います。
具体的にどういったサービスなのか?においても認知度も広がっています。
そうした背景の中でBPO市場は約4.3兆円までの成長が見込まれており、現在の「人材派遣業界」同じ市場規模まで大きくなると予測されています。
更に、文献からの引用となりますが、BPOの起源は1700年代といわれています。
その文献の中でも、「分業」をすることで生産性の向上が図れる。と説かれています。
過去に当社にて、経理部門の方を対象したアンケートから、企業には毎月平均で"110枚"もの請求書が届いているという結果も出ています。
110枚の請求書が届いているという事は、その先に続く業務も同様に110回発生しているという事になります。(下図イメージを参照)
上記業務プロセスですと、同じ業務の繰り返しが毎月発生し、下記のような課題も出てきます。
当社サービスは、これらの課題を解決するBPOサービスとなります。
下図が当社サービスを利用した場合のイメージとなります。
当社サービスをご利用いただくことで、課題となっていた事が以下のように解消されます。
一般的に、同様のBPOサービスを検討した場合、100,000/月~という相場です。
当社サービスは一般の相場よりも大変お手軽にご利用をしていただく事が可能です。
(※詳細は当社までお問い合わせください)
最後に、当社サービスをより具体的にイメージ頂くために、サービス動画を見ていただき、プレゼンは終わりました。
今回、初めて「大宮」での開催となりましたセミナーでしたが、多くの方にご参加を頂き、デモブースも大変盛況で終了しました。
数社から「すぐに利用したい」という声もいただきました。
今後も継続してセミナー開催を実施し、みなさまに有益な情報を提供していきます。
今回ご紹介した各社サービス詳細については、以下よりご確認が可能です。
株式会社ジェーシービー(法人カード)
https://www.jcb.co.jp/corporate/
株式会社ラクス(楽楽精算)
https://www.rakurakuseisan.jp/
文 渡辺 貴之