更新日:2021.03.09
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会社で行われる取引を帳簿にまとめる際には「勘定科目」が用いられますが、この勘定科目のことをきちんと理解できていないという人もおられるかもしれません。
記帳を行う際には勘定科目の内容、および仕訳のルールをきちんと把握しておくことが必要不可欠です。
本記事では、勘定科目とは何かということや勘定科目の分類、仕訳を行う際のルールなどについて解説します。
一口に勘定科目といっても、会社の金銭的な取引にはいろいろな性質のものがあるので、それにともなって勘定科目にも多くの種類があります。
ただしすべての勘定科目は、「簿記の五要素」と呼ばれる以下の分類のいずれかに含まれると考えることができます。
●資産
●負債
●純資産
●収益
●費用
それぞれの要素について、説明します。
簿記には2つの種類があるということを上述しましたが、一般的に会社では単式簿記ではなく複式簿記が行われるので、仕訳のルールをきちんと把握しておくことが重要です。
複式簿記で仕訳を行う際のルールとしては、以下のようなことが挙げられます。
●借方と貸方は必ず対応する
●必ず2つ以上の勘定科目が用いられる
●勘定科目は自由に決めることができる
●一度決めた勘定科目は一貫して使い続ける必要がある
●他者が見てもわかりやすい決め方を心がける
それぞれのルールについて、説明します。
日付 | 借方 | 貸方 | 摘要 | ||
科目 | 金額 | 科目 | 金額 | ||
○年△月□日 | 普通預金 | 199,460 | 売上 | 200,000 | 商品A |
支払手数料 | 540 | 上記振込手数料 |