更新日:2026.08.31

ー 目次 ー
請求書作成アプリを使えば、スマートフォンやパソコンから請求書を作成・送付でき、毎月の請求業務を効率化できます。無料で使えるサービスもありますが、発行できる枚数や郵送・会計連携などの機能はサービスごとに異なります。
結論として、少ない枚数を無料で発行したいならfreee請求書・Misoca・Square 請求書・ジムーが候補です。一方、請求書を大量に発行する企業や、Web発行と郵送を取引先ごとに使い分けたい企業にはOneVoice明細のような法人向けシステムが向いています。
この記事では、2026年8月時点の公式情報をもとに、請求書作成アプリ・サービス5選を比較します。無料で使える範囲や選び方、インボイス制度・電子帳簿保存法を踏まえた注意点も確認していきましょう。
大量の請求書発行・郵送をまとめて効率化
OneVoice明細なら、請求書・納品書などのWeb発行から郵送代行まで対応。取引先ごとに発行方法を使い分けながら、請求業務の負担を削減できます。
OneVoice明細を詳しく見る ›請求書作成アプリとは、請求先・品目・金額などを入力するだけで請求書を作成し、PDF出力やメール送信などができるサービスです。スマホアプリとして提供されるものだけでなく、ブラウザから利用するクラウド型の請求書作成サービスも含まれます。
ExcelやWordでも請求書は作れますが、専用サービスでは取引先情報の登録、前月データの複製、定期作成、送付、入金状況の管理などをまとめて行えるものがあります。発行件数が増えるほど、作成だけでなく「送付・保存・入金確認までどこまで自動化できるか」が選定のポイントになります。
請求書作成アプリは、料金だけで選ぶと「必要な枚数を発行できない」「会計ソフトとつながらない」といった失敗につながります。導入前に次の5点を確認しましょう。
無料プランがあっても、月間の請求書作成数に上限があるサービスがあります。たとえばMisocaは無料プランで月10通、ジムーは月15通までです。一方、Square 請求書はフリープランで請求書・見積書の作成と送信を上限なく利用できます。
毎月の発行件数を確認し、無料枠の範囲で足りるのか、上限を超えた場合にいくらかかるのかまで比較してください。
外出先や現場で作成することが多いなら、iPhone・Androidのアプリ対応を確認しましょう。社内で複数人が作業する場合は、PCブラウザから使えるか、同じデータを複数端末で共有できるかも重要です。
適格請求書発行事業者がインボイスを発行する場合は、登録番号、適用税率、税率ごとに区分した消費税額など、適格請求書の記載要件を満たす必要があります。インボイス対応をうたうサービスであれば、必要項目を所定のフォーマットに反映しやすくなります。
ただし、アプリを使えば自動的に適格請求書になるわけではありません。登録番号など自社情報を正しく設定したうえで発行する必要があります。
請求書のPDF作成だけで十分な場合もあれば、メール送信、郵送代行、クレジットカード決済、未払いリマインドまで必要な場合もあります。取引先ごとに受け取り方法が異なる企業では、Webと郵送を使い分けられるサービスが便利です。
請求書を作成したあとに会計ソフトへ同じ内容を手入力していると、二重入力の手間や転記ミスが残ります。現在使っている会計ソフトとの連携可否や、複数ユーザーでの利用、承認フローの有無まで確認すると、請求業務全体を効率化しやすくなります。
ここでは、請求書作成に利用できる代表的なアプリ・クラウドサービスを5つ比較します。無料枠や料金は2026年8月時点の情報です。最新情報は各サービスの公式サイトでも確認してください。
| サービス | 無料利用・料金の目安 | 主な特徴 | 向いている人・企業 |
|---|---|---|---|
| OneVoice明細 | 無料トライアルあり 初期費用10万円〜、月額2万5,000円〜(税抜) |
Web発行・郵送代行・受取状況確認・既存帳票レイアウト対応 | 請求書発行件数が多い法人 |
| freee請求書 | 無料プラン0円 有料プランあり |
請求書等の発行、メール送付、定期請求。インボイス・電帳法対応 | 無料から始めたい個人・小規模事業者 |
| Misoca | 無料プランは月10通まで プラン15は年8,800円+税〜 |
スマホ対応、自動作成、メール送付、郵送代行 | 発行枚数が少ない個人事業主・小規模法人 |
| Square 請求書 | フリー0円 プラス月3,000円 |
請求書・見積書の作成送信が無料で無制限。オンライン決済と連携 | 請求と代金回収をまとめたい事業者 |
| ジムー | 無料版は月15通まで プレミアム月500円 |
スマホ中心。見積・請求・納品・領収書等を作成、郵送にも対応 | 現場や外出先でスマホ作成したい人 |
OneVoice明細は、株式会社インボイスが提供するクラウド型の帳票発行システムです。請求書・納品書・支払明細・領収書などの帳票に対応し、Web発行と郵送代行を取引先ごとに使い分けられます。
既存の帳票レイアウトを再現できるほか、取引先が帳票をダウンロードしたか確認する機能や、未確認の相手へ通知する機能もあります。請求書を数百件単位で発行しており、印刷・封入・郵送まで含めて効率化したい法人に向いています。
料金は基本プランで初期費用10万円から、月額2万5,000円からです。無料トライアルがあり、自社の運用に合うか確認してから導入を検討できます。
freee請求書は、無料プランから使える請求書発行サービスです。請求書だけでなく、見積書・納品書・発注書・領収書も作成でき、個別発行であれば無料プランでも利用できます。
無料プランでは定期請求の自動作成を1件まで設定でき、PCとスマホから同じデータを扱えます。インボイス制度・電子帳簿保存法にも対応しているため、制度に沿った帳票作成・保存を進めたい場合にも候補になります。
まず無料で請求書作成を始め、発行件数や業務量が増えたら一括発行・送付や債権管理に対応した有料プランへ広げたい人に向いています。
引用:Misoca 公式サイト
Misocaは、弥生株式会社が提供するクラウド請求書作成サービスです。無料プランでは請求書を月10通まで作成でき、見積書・納品書・領収書は無制限で作成できます。iPhone・Androidの専用アプリにも対応しています。
取引先・品目の登録、請求書の自動作成、メール送付、PDFダウンロード、会計サービス連携などを利用できます。有料プランでは郵送代行も使えるため、電子送付と紙の送付が混在している場合にも対応しやすいでしょう。
毎月の請求書発行が少ない個人事業主や、小規模法人が無料から試したい場合に使いやすいサービスです。
引用:Square 公式サイト
Square 請求書は、月額0円のフリープランでも請求書・見積書の作成と送信を上限なく利用できます。顧客数やユーザー数にも上限がなく、メールやSMS、共有リンクで請求書を送付できます。
Squareの決済機能と組み合わせることで、取引先はオンラインで支払えるため、請求から代金回収までを一つのサービスで管理しやすい点が特徴です。未払いの確認やリマインドを効率化したい場合にも適しています。
請求書の作成枚数を気にせず無料で始めたい人や、カード決済など銀行振込以外の支払方法も用意したい事業者に向いています。
引用:ジムー 公式サイト
ジムーは、スマホで見積書・請求書などを作成できるアプリです。無料会員・未登録会員でも請求書を月15通まで作成でき、15通を超えて作成したい場合は月額500円のプレミアムプランで無制限になります。
作成した帳票はメールやFAXで送信でき、郵送サービスも利用できます。インボイス制度に対応した書式も用意されており、現場や移動中にスマホだけで請求書を作成したい人に向いています。
特に、建設・建築業や訪問型サービスなど、パソコンを開くよりスマホでその場で見積・請求処理を進めたい業種と相性がよいでしょう。
請求書発行件数が多いなら、作成後の作業まで見直す
OneVoice明細は、Web発行だけでなく郵送代行やダウンロード状況の確認にも対応。大量発行している企業ほど、印刷・封入・発送まで含めた効率化が可能です。
無料トライアルを確認する ›取引先や品目を登録しておけば、毎回ゼロから入力する必要がありません。前回の請求書を複製したり、定期請求を自動作成したりできるサービスなら、入力時間だけでなく金額や宛先の転記ミスも減らせます。
クラウド型の請求書作成サービスは、インターネット環境があれば場所を選ばず利用できます。スマホ対応のサービスなら、訪問先や現場、移動中でも請求書を作成・確認できます。
請求書の記載要件を自社のExcelテンプレートだけで管理していると、制度変更のたびに書式を見直す必要があります。制度対応を継続しているクラウドサービスを使えば、必要な項目を反映したフォーマットを利用しやすくなります。
ただし、サービス側が制度対応していても、自社の登録番号や税率などの設定が誤っていれば正しい請求書にはなりません。初期設定と発行後の確認は必要です。
「無料」と表示されていても、作成できる請求書の枚数、ユーザー数、定期作成、郵送代行などに制限が設けられている場合があります。今の発行件数だけでなく、今後増えた場合の料金も確認しておきましょう。
電子請求書を基本にしても、取引先の運用上、紙での郵送を求められるケースがあります。その場合は自社で印刷・郵送するか、郵送代行に対応したサービスを選ぶ必要があります。
メール添付やWeb経由で送受信した請求書などの電子取引データは、電子帳簿保存法のルールに沿った保存が必要です。アプリ内に保存しているだけで自社の保存要件を満たせるかは、利用するサービスの機能と社内運用を確認してください。
請求書作成だけをアプリ化しても、その後に会計ソフトや販売管理システムへ手入力する運用が残ると、効率化の効果は限定的です。CSV連携・API連携・同一シリーズの会計サービスとの連携など、自社の後工程まで見て選ぶことが重要です。
あります。2026年8月時点では、freee請求書、Misoca、Square 請求書、ジムーなどに無料で利用できるプラン・範囲があります。ただし、Misocaは月10通、ジムーは月15通などサービスによって上限が異なるため、毎月の発行枚数を基準に比較してください。
スマホアプリに対応したサービスであれば可能です。freee請求書、Misoca、ジムーなどはスマートフォンから請求書を作成できます。PCでも作業する場合は、スマホとPCで同じデータを共有できるクラウド型が便利です。
インボイス対応機能のあるアプリを使うことで、必要項目を反映した請求書を作りやすくなります。ただし、適格請求書発行事業者の登録番号など、自社が入力・設定すべき情報は正確に登録する必要があります。
請求書をPDFで作成・送付すること自体は可能です。電子でやり取りした請求書は電子帳簿保存法の対象になるため、検索性や改ざん防止措置など、自社に適用される保存要件に沿って管理してください。
請求書作成アプリは、スマホやPCから簡単に請求書を作成できるだけでなく、送付・郵送・入金確認・会計連携まで効率化できるサービスがあります。
少ない枚数を無料で作成したい場合はfreee請求書・Misoca・Square 請求書・ジムーが候補です。一方、請求書を大量に発行し、取引先ごとにWeb発行と郵送を使い分けたい法人では、OneVoice明細のような法人向けサービスが適しています。
料金だけで決めず、「毎月の発行枚数」「スマホ・PCの利用環境」「インボイス制度への対応」「送付・郵送・決済」「会計ソフトとの連携」の5点を整理し、自社の請求フロー全体を減らせるサービスを選びましょう。