更新日:2023.04.10
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利用中の電気料金が適正か気になった事は御座いませんか?
正直高いのか?安いのか?平均的なのか?
よくわからないという声を多く聞きます。
という事で、従量電灯の平均金額調査に続いて、東京電力のプランを基準に低圧電力について調査を行いました。
※従量電灯の金額調査 (https://media.invoice.ne.jp/column/information/metered_lamp.html)
前回の復習になりますが、契約種別毎に主な利用シーンを解説します。
従量電灯の利用が生活的な利用なのに比べて、低圧電力は少し業務的な利用になってきます。
【従量電灯】契約単位 :A(アンペア).kVA、
一般家庭から小規模のオフィスまで幅広く利用されている契約で、2つ穴のコンセントや照明などの用途に使われています。
【低圧電力】契約単位:kW
主に小中規模オフィスにある業務用エアコンやエレベーター、飲食店舗の業務用冷蔵庫、小規模工場での工作機械、大型モーターなどの機器を動かす際に使われます。家庭では従量電灯のみの契約、オフィスや店舗では従量電灯+低圧電力をセットで契約している事が一般的です。
【高圧電力】契約単位:kW
中規模以上のビルや工場で利用されている契約で電灯や低圧電力と比べて料金単価が安く設定されていますが、お客様側でキュービクルを用意する必要があります。
■ 今回の調査
調査対象:OneVoice公共で取り纏めている電気料金
調査期間:1年(2019年7月利用分 ~ 2020年6月利用分)
調査対象となる請求書:利用期間が30~31日間となる請求書
調査対象となる供給事業者及び契約電力種別
低圧電力の月間利用料は平均25,000円と覚えたい。
まずは全体像から把握したいと思います。
弊社に届いている電力系の請求書は年間約15万枚。その内、東京電力エナジーパートナー低圧電力(契約単位 : kW)のプランを対象に料金・使用料調査を行いました。対象となった4,951枚の請求書から平均を算出すると月間平均使用量715 kWh、月間平均請求金額26,068円となりました。
従量電灯の平均が35,000円だったので、低圧電力は利用シーンを考えるともう少し高いものと想像していましたが、従量電灯より約10,000円安い結果となりました。
詳細
次に月別に確認してみます。従量電灯の調査では2月~3月の請求料金が高くなっていましたが、低圧電力の利用は7~8月が高い事がわかります。これは主にオフィスなどで空調を利用する際に使用する電力なので納得の結果です。
夏場の利用増が顕著に
業種別に見ると、宿泊業、飲食業、生活関連サービス業の利用料金が高額である事がわかります。生活関連サービス業については従量電灯についても料金が高かったので、電力需要が高い業界である事がわかります。
特に宿泊業、飲食業、生活関連サービス業は夏場の利用がより顕著に多くなっており、6月から9月の料金が他の業種と比べても多い事がわかります。
今回の調査で『低圧電力』についてもある程度目安の金額が算出できたように思います。特に同業種の月別金額と見比べたときに著しく金額差があるようでしたら、利用状況を詳しく確認した方がいいかもしれません。
電力の削減を考えていても、どのぐらい安くなるのかなかなかわかりにくいものです。
また、供給事業がエリアで異なり、多くの新電力会社がいる中で最適なパートナーを選ぶのは非常に困難です。
OneVoice公共では今回調査した電気料金や水道・ガスなど毎月届く請求書の受取、入力、支払いをお客様に替わって全て代行するサービスです。
お客様は毎月1回請求書・請求データを受け取るだけなので、請求処理の時間が90%以上短縮できます。さらに利用場所、利用金額、使用量まで全てデータ化できるので、処理の簡素化だけでなく、利用状況の可視化も簡単にできます。
またインボイスでは多くのお客様に新電力切替のお手伝いをさせて頂いた実績が御座います。提案をさせて頂いて分かった事は、業種業態によって削減のポテンシャルが大きく異なる事です。そこで、実施した削減金額を業種毎に集計して、実コスト削減額に近づけられるようなシミュレーションを作成しました。まずはこちらでコスト削減のポテンシャルを実感下さい。
電力削減シミュレーション
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